買付の意味とは?
まず、勘違いしやすいのが、買付は契約書ではないということです。
申し込んでしまえば確実に買わないといけないと考えている方も多いようですが
実際はそのようなことはありません。
これは不動産会社に対してこの物件を「買いたいです!」と意思表示しているものであります。
よってこの書面が提出されると、物件を押さえようと動いてくれるわけです。
もちろんキャンセルもできますがあまりオススメはできません。
それはなぜかというと買付後のキャンセルはその案件に関わった人全ての信頼を失うからです。
売主はもちろん、一生懸命動いてくれていた不動産屋さんの信頼も失ってしまうのです。
もし、買付をする場合、99%は買う意思を持って行動に移しましょう。
融資特約もありますよ!
買付をするにあたり、融資特約なるものがあります。
これは買い手が銀行などから融資をしてもらい、そのお金で物件を買おうとする際に、
万が一融資が受けられなかった場合にキャンセルできるというものです。
とは言うものの、正直売主さんはこの融資特約は好きではないのです。
融資を断られたら買ってくれないわけですから、
せっかく進んでいたお話がふりだしに戻ってしまうわけですからね。
ただしこの融資特約にはいろいろなパターンがあり、
例えば手付金を入れることで融資特約を許可してくれる売主さんもいます。
その際はキャンセルになった場合、手付金は売主さんに渡してしまうということになります。
ですからなるべく融資特約は使わないでいいようにしましょう。
買付って融資順なの?
少し前までは先着順が当たり前でした。
即現金なら何も考える必要はないのですが、
物件を購入するような大金を現金で持ち合わせている人なんてそうそういません。
そうなると、融資を受けなければいけないわけですが、この融資がまた厄介なのです。
当然融資を受けられない方もいるわけで、
先着順にしてしまうと受けられない人が続いてしまった場合
売主さんにも無駄な労力を使わせてしまうことになります。
契約手前まで話が進む→融資を断られキャンセルされてしまう、の繰り返しです。
そうなる事が多かったことから最近では融資を先に受けられた方順で決めることが多いようですね。
先着順ではなくなったとは言え、融資がおりるまで時間はかかります。
早めの行動を心がけましょう。
のんびりしていると本当に必要な物件を買い逃してしまいますよ。