次のようなトラブルが、収益不動産の売却で良く起こるものとして挙げられます。
・売買当事者の認識に齟齬があり、合意形成できない。
・売却希望価格と異なる価格で売却が進められている。
・仲介手数料以外に内容不明な費用の請求を受けている。
・約束通りの代金の支払いが行われていない。
・瑕疵担保責任の解釈で揉めている。
などです。
これら以外でも、トラブルは色々と起こることがありますが、
これらを防ぐにはどうしたら良いのでしょうか。
まずは仲介業者の選定から
副業などで不動産投資を始めたばかりのサラリーマン投資家ですと、
収益不動産の売却の経験に乏しい方も多いのではないでしょうか。
トラブルを避けるためには、何に気を付けたら良いのかも
今一つイメージしにくいというところもあるかと思います。
トラブルの回避に最も大切で有効なのは、信頼できる仲介業者を選ぶことが第一に挙げられます。
実は収益不動産売却に関するトラブルの大半は、
しっかりとした仲介業者を選ぶことで回避できると言っても良いでしょう。
不動産仲介業者には、仲介業務のなかで、調査義務、説明義務があります。
物件の状態、状況について売主と情報共有を行うことで、その情報を取引に活かし、
トラブルを未然に防いでくれます。
このように目端の効く仲介業者をパートナーに選ぶことでトラブルの多くを未然に防げます。
また、仲介業者が、重要事項などの買主への説明や瑕疵担保責任についても理解しづらい部分、
誤解しやすい部分について分かり易く、後でトラブルが極力無いように説明できるかどうかも大切です。
収益不動産に強い仲介業者
収益不動産の売却は賃貸借契約に基づき入居している人がいる物件を扱うことも多く、
自己居住用とは異なる点がいくつもあります。
また、売り出し価格、買主との売買交渉などにおいても収益不動産特有の事項があります。
このため、収益不動産の売却について適格なアドバイスをしてくれる仲介業者でなければ、
思わぬ損をしてしまう可能性があります。
したがって、収益不動産の販売、仲介に実績のある業者を選ぶようにすることも大切です。