どこまで自分でするか?
不動産を自分で売買する上で一番重要なのはどこまで自分でするかです。
当然のごとく何もかも自分でしてしまうのが一番です。
しかし、契約書作成からはじまり登記申請に至るまで課題は山済みです。
どこまで勉強できるかです。
親戚、家族、友人への売買であれば法人への契約と比べるとまだ簡単な方ですが、
それでもある程度の知識がないとトラブルの元になる可能性は非常に高いです。
金の切れ目は縁の切れ目とも言いますしね。
そう言ったデメリットも考えていきましょう。
契約書だけ司法書士に頼むのもアリ?
仮に3000万円の売買契約を仲介してもらった場合、
約103万円もの仲介手数料がとられることになります。
しかし103万円を支払うことでのメリットは非常に大きいです。
細々した神経の使う手続きは全て不動産屋さんがやってくれますし、
何よりも現場調査や役場調査があります。
役場調査は建蔽率や容積率、建物の防火対策など実に13種類以上もの調査をします。
それらを考えるとそれも当たり前の選択なのかもしれません。
一人でやるには非常に荷が重いでしょう。
不安材料はまだまだあります。それは契約書です。
契約書こそ一番重要な部分でもあります。
契約内容を間違えました!やり直してください!なんてことは絶対に言えません。
やり直しができないのが契約です。
個人の不都合の為にやり直していたら契約の意味もありませんよね。
無理は禁物
収益不動産を自分で売ってみるというのも非常にいい経験にはなるでしょう。
しかし、それは経験にはなりますが利益になるかはまた別の話です。
個人でどんどん売って利益がでてやれるのであれば、
不動産業者なんていらないし、仲介業者という職業が無くなってしまうでしょう。
文中でも何度かお伝えしましたが、細々した面倒な事がとにかく多いです。
自分では気づいていない間にトラブルになる可能性も十分にあります。
トラブルになり違約金云々の話になり、時間もお金も浪費してしまい、
結果的に不動産屋さんに103万払って仲介してもらっていた方が良かったとなる可能性もあります。
自分で売って契約まで結んで何もかもできるのが一番いいですが、
あとあとのアフターの事も考えてから決めましょう。
そうしないと契約した後にあれもこれも違うとなってしまい、
仲介手数料以上の違約金を支払う羽目になってしまいます。
自分で売るよりは不動産会社に任せてしまった方が正直言えば、楽ですし失敗することはありません。
少しでも不安な事があるのなら迷わずに不動産会社に依頼するべきでしょう。