もともと売るつもりがなかったのか、気にしていなかったのか、考え方は人それぞれですが、
なんにせよこの修繕履歴というものが、築年数が古い物件ほど重要になってくるのです。
今まで複数のオーナーチェンジを繰り返してきている物件などは特に曖昧になりがちです。
もし、現在なければわかる範囲からでも作成することをオススメしますね。
これがあるのとないのとでは不動産自体の価値が大きく変わってくることになります。
大規模修繕後の魅力
修繕履歴を見て大規模修繕が終わった後などでしたら買い手にとっては魅力に感じることでしょう。
収益不動産のデメリットは収益(家賃など)に対して修繕金額が大幅に増えてしまうことです。
適度な収益を得る前に大規模修繕をしなければいけない場合、それこそ損失は大きいですよね。
そうならない為にも大規模修繕が終わってすぐの物件などは逆に魅力を感じる人は多いですね。
ですからその魅力を最大限に引き出してくれるのが修繕履歴なわけですね。
いかに修繕履歴が大事であるかわかって頂けましたか?
修繕履歴の計画と作り方
修繕履歴を作るにはまずどうすればいいかですが、
管理用のソフトが売っていますので機械関係にお強い方であれば
ご自身でそのソフトを購入し管理することもできます。
しかし、普通の方ですとまずどのように修繕計画を立てればいいのかもわからない状況ですから、
一先ずは不動産屋さんの売買担当か物件を管理している担当の方が
必ずいますのでそのどちらかに相談するのが妥当でしょう。
文中でもお話した通り、修復履歴を持っている人と持っていない人がいます。
持っているだけでも、もちろんその物件の価値は上がるのですが
それプラスで今後の計画まで出してあげると買い手の目を奪います。
「前回は何年に修繕したので次回は何年に修繕する」
などの情報があれば、買い手のオーナーさんも今後の方向性が分かりやすく買いやすいですよね。
ちょっとしたひと手間かもしれませんが、円滑に効率よく売却するためにも、
修繕履歴というのはしっかり作成し保管しておくようにしましょう。