収益不動産を売却したい。早く売るべき?

収益不動産を売却したい。早く売るべき?

収益不動産の売却とはタイミングです。
このタイミングを逃せば高く売れるものも売れなくなってしまいます。
ではこのタイミングとはいつなのでしょうか。

 


早く売るタイミングとは

収益不動産において早く売るタイミングなどありません。
むしろ、焦っていては逆に足元を見られ、高く売れる物件も高く売れません。

早く売るというよりもいかに高く売るかを考えた方がいいでしょう。

まずはタイミングを知ろうと思うなら
今お持ちの収益不動産の価値がどのくらいあるのかを見定める必要があります。

価値を調べる
一番早い方法は最低でも4~5社に売却の意思を伝え、見積もりを取ることです。

しかし、ここで1つ注意点があります。

それは5社の中で一番高い数字が価値とは限らないということです。

不動産業者は様々な思惑を胸に動いています。
一番は「当社で売主も見つけよう」と思うわけです。

これはちょっと黒い部分ではありますが、
不動産屋さんも利益が出て初めて成り立っていますのでここは仕方ありませんね。

そんな中でたまに他の会社よりも明らかに高すぎる価値をつけるところもあります。
これを信じてしまうと相場よりも高いわけですから
今度は逆に買い手が見つからなくなってしまうわけです。

そして結果的に値切って価格を落としていくしかなくなるという状況下におかれてしまいます。
こうなってくると完全に足元を見られるわけで、買い手側の言いなりになるしかありません。

これは避けなければいけない事態でしょう。

そうならない為にも相場はしっかりと調べて戦いに臨みましょう。

タイミングって意外に簡単
実際に売るタイミングについてですが、確かに価値や相場も大切な項目の1つです。

しかしそれ以上に必要なのが物件の中です。

細かく言うと
「部屋が満室に近い状況であり尚且つ今後数年のうちに大きな修繕をしないといけないような年月が経った時」
が高く売るタイミングです。

家賃収入もたくさんあるのに何で売らないといけないの?と思いの方もいるでしょう。

では、物件が古くなってきて入居者も減った状態の物件を喜んで買う人がいますか?
いませんよね?

むしろ、自分が買い手なら買いたいとは思いませんね?
自分がこの物件買いたいな!と思わせることができる状態の時こそが絶好の売るタイミングなのです。

もし、今がその段階ならそれは早く売ってしまいましょう。

まだその段階でなければ、ゆっくりコトコト煮込むのを待ちましょう。
焦ってもいいことはありません。

目先の利益だけでなく将来への収益をも計算して売却することが収益不動産を早く高く売るコツですよ。