【2025年4月13日発表】滋賀銀行、アパートローンの融資上限額を9500万円に引き上げ

滋賀銀行のアパートローン融資拡大について(2025年4月13日発表)

 

■ 滋賀銀行がアパートローンの融資上限を9500万円に拡大

2025年4月13日、滋賀銀行は不動産投資向けのアパートローンにおいて、融資上限額を従来より拡大し、最大9500万円まで引き上げたと発表しました。この変更は公式に金融機関側からアナウンスされたもので、事業用不動産を対象とした資産形成ローンにおける一部制度の改定として実施されています。

 

■ 主な融資条件(2025年4月時点)

滋賀銀行が提供するアパートローンに関して、現時点で明らかになっている条件は以下の通りです。

融資金額:最大9500万円
金利:変動金利型、年2%台(個別審査による)
融資期間:最長35年(一般的には30年が多い)
融資対象:投資用不動産(主にアパート、マンション一棟)
担保:原則、対象不動産に抵当権設定
保証会社:利用あり(銀行指定)

金利や期間などの詳細条件は申込者の属性や物件の内容によって異なり、個別審査のうえで確定します。

 

■ 融資対象エリア

滋賀銀行の融資対象エリアについては、滋賀県を中心とする近畿圏が基本となっていますが、首都圏や中部地方など他府県の不動産についても、内容次第で対応可能な事例が確認されています。これについては、具体的な物件の立地や規模、収益性、そして申込者の居住地や年収などを踏まえた総合的な判断に基づいて決定されます。

 

■ 申込者の属性に関する情報

滋賀銀行のアパートローンは、以下のような個人投資家による利用が見られます。

・年収:明確な下限は定められていないが、一定以上の安定収入が必要とされる
・職業:会社員、公務員、医師などの給与所得者
・自己資金:物件価格の1〜2割程度が求められるケースが多い
・他行での借入状況:総返済負担率などを基に審査

なお、詳細な与信基準や審査の通過条件は、銀行内部の審査部による評価となり、開示されていない部分も多いことから、申込時には事前相談が推奨されます。

 

■ 滋賀銀行の最近の取り組み

滋賀銀行は、近年不動産投資ローンの取り扱いを拡大しており、2023年以降、他行に先んじて資産形成ローンの提供エリアや金額条件を見直す動きを見せていました。2025年の今回の融資上限額引き上げは、その一環として位置づけられます。

また、同銀行はWebフォームでの仮審査受付にも対応しており、初回面談の前にオンライン上での相談や簡易審査が可能な体制が整っています。

 

■ 注意点と補足事項

本コラムの記載内容は、すべて滋賀銀行が2025年4月13日付で公表した情報および一般公開されている同行のアパートローン商品案内をもとに作成されています。個別の融資条件や適用金利、審査結果は、申込者ごとの属性や物件ごとの特性により異なります。

不動産投資ローンに関する詳細は、必ず金融機関の担当者と直接確認することをおすすめします。